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インプラントとは?分かりやすく知りたい

ブログ

2025.05.16

「インプラントってよく聞くけど、実際どんなものなの?」「ブリッジや入れ歯とはどう違うの?」このように思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。歯を失ってしまった際の治療法として、インプラントは非常に有効な選択肢の一つです。しかし、その仕組みやメリット・デメリットについて、詳しく知る機会は意外と少ないかもしれません。大宮銀座通り歯科では、患者様が安心して治療法を選択できるよう、インプラントについて分かりやすく丁寧にご説明することを大切にしています。この記事では、インプラントの基本的な仕組みから、他の治療法との違い、そしてその魅力について、専門用語をなるべく使わずに解説いたします。インプラントについてもっと深く理解し、ご自身の歯の健康について考えるきっかけとなれば幸いです。

インプラントとは?分かりやすく知りたい

インプラント治療とは、失ってしまった歯の代わりに、顎の骨に人工の歯根(インプラント体)を埋め込み、その上に人工の歯(上部構造)を取り付ける治療法です。例えるなら、地面にしっかりと根を張った新しい歯を一本作り出すようなイメージです。この人工歯根は、生体親和性の高いチタンという金属でできており、顎の骨としっかりと結合する性質(オッセオインテグレーション)を持っています。この強固な結合のおかげで、インプラントは天然歯に近い安定した噛み心地と美しい見た目を実現できるのです。

従来の入れ歯のように、歯ぐきに支えたり、周りの歯に引っ掛けたりする必要がないため、他の健康な歯に負担をかけることもありません。また、ブリッジ治療のように、両隣の歯を削る必要もないため、残っている歯を長く健康に保つことにも繋がります。インプラントは、見た目の自然さだけでなく、しっかりと噛める機能性を取り戻したい方にとって、非常に優れた治療法と言えるでしょう。

セラミックや入れ歯とは何が違うのでしょうか?

歯を失った際の治療法として、インプラントの他にセラミックの被せ物や入れ歯といった選択肢があります。これらの治療法は、それぞれ目的や仕組み、そしてメリット・デメリットが大きく異なります。

まず、セラミックの被せ物は、虫歯などで歯の一部を失った場合に、残っている歯質を削って型を取り、セラミック製の人工の歯を被せる治療法です。これは、あくまでも自分の歯の根っこが残っていることが前提となります。一方、インプラントは、歯の根っこから失ってしまった場合に、顎の骨に人工の歯根を埋め込むため、全く歯がない場所でも治療が可能です。

次に、入れ歯は、歯を失った部分を補うために取り外し式の人工の歯を用いる治療法です。広範囲に歯を失った場合に比較的安価に治療が可能ですが、安定性や噛む力は天然歯に比べて劣ります。また、種類によっては、周りの歯に金属のバネをかける必要があり、見た目が気になるという方もいらっしゃいます。インプラントは、顎の骨にしっかりと固定されるため、天然歯に近い安定した噛み心地が得られ、見た目も自然に仕上がります。取り外しの手間もありません。

このように、セラミックは残っている歯を修復する治療、入れ歯は広範囲の欠損を補うための取り外し式の治療であるのに対し、インプラントは失われた歯の根っこから機能を回復させる、独立した新しい歯を作る治療と言えるでしょう。それぞれの治療法には適応症があり、患者様の口腔内の状態や希望によって最適な選択肢は異なります。

当院でインプラント手術をご検討いただいている皆様へ

大宮銀座通り歯科では、患者様が安心してインプラント治療に臨めるように取り組んでおります。
まず、手術においては、痛みに不安を感じる方には、笑気麻酔や静脈内鎮静法を用いることで、ほとんど眠っている間に手術を受けていただくことが可能です。さらに、豊富な手術経験に基づき、腫れや痛みを最小限に抑える手術方法を実践しております。治療を進めるにあたっては、診断内容を丁寧に説明し、患者様にご納得いただいてから開始いたします。費用面においても、インプラント1本あたりの総費用を明確に提示しており、追加費用がほとんど発生しないため、安心して治療計画を立てることができます。

そして、お忙しい患者様のために、治療期間と来院回数をできる限り少なくすることを重視しており、多くの患者様が2週間に1回のご来院で、平均34ヶ月で治療を終えられています。このように、大宮銀座通り歯科では、患者様の負担を軽減し、快適にインプラント治療を受けていただけるよう努めております。





 
監修記事
小川 信Ogawa Shin
医療法人社団 新成会 理事長。歯科医師。日本口腔外科学会 認定医、日本口腔インプラント学会 専門医、日本顎顔面インプラント学会 専門医、厚生労働省指定臨床研修指導歯科医として、多岐にわたるインプラント治療を行う。新潟大学医歯学総合病院の口腔外科やインプラント治療部門で長く研究や臨床に携わっており、「患者さんができるだけ長い間、QOLが高い状態で過ごせるよう、そのライフスタイルに寄り添った歯科治療を提供したい」という想いで、日々の治療にあたっている。